(ケイタ)
犬のリード
「…楽しかったです」
ケイタ(長男)とコロ(L・レトリバー9歳)の体重が並んだ。
この春、動物病院にワクチン注射に連れて行くと、コロの体重が27sになっていた。かつては35sまであったコロも最近のメタボ健診が始まる噂を聞きつけたのか、ダイエットした結果、少しスリムになったようだ。
(本当は昨年から老犬用のドッグフードに代えたためと思われる)
そのコロと同じ年生まれのケイタも小学3年生になって、体重が今ちょうど27sぐらいなのだ。
二人(一人と一匹だけど)の体重が同じになったからと言うわけでもないけれど、散歩に行く時にケイタにコロのリードを持たせてみた。これまで子どもたちと一緒に散歩に行っても大型犬のコロのリードは子どもたちでは危なっかしいので僕が持って歩いていた。子どもたちは、近所の公園で遊ぶのを楽しみに僕についてきていたのだ。
初めて自分一人でコロのリードを持って歩いているケイタは少し誇らしげである。
もちろんまだまだ心配なのでケイタ一人で散歩に行かせることはとうぶんしないつもりだが、弟のガク(4歳、幼稚園年中)の手を引いてケイタのすぐ後ろを歩いて見守っていると、コロがケイタの指示通りにおとなしく傍らを「ツケ」をしながら歩いている。
最初は心配していたが、いつもエサあげる役をケイタにやらせるようにしているので、ガクのいうことはほとんど聞かないコロもケイタのいうことはよく聞くようだ。
犬が先に行きそうになったら、リードを軽く引っ張ってショックを与えて自分の横に「ツケ」させることや、ビニール袋とティッシュを使ってフンを拾うことを教える。
少年が自分と同じ位の大きさの犬を連れている姿はなんとなく微笑ましい。
大きな犬を自分で(リード)持って散歩させる事がよほどうれしかったのか、学校の宿題の作文にそのことを書いていた。
散歩のコースやフンをどこでするのか、ビニール袋を使ってそれをどうやって取るのかまで細かく記している。たぶん拙い作文の行数を稼ぐためなのだろう。
ケイタの作文は「○○○、楽しかったです」 といういかにも小学生が用いそうな幼い常套句でまとめられるものが多い。もっと自分で『感じたこと』や『思ったこと』を詳しく書けばより優れた文章になると思われるのだが、この作文も同じく、
「コロの散歩、楽しかったです」 でそっけなく終わっていた。

「ボクも、楽しかったですぅー」
posted by ころすけポー at 00:03|
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豚児とコロ
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