2005年04月22日

第30話 スケボーの音が嫌いだッ!


犬は嗅覚の他に聴覚も優れているから、大きな音が嫌いだ。雷が鳴ると怖がるとかよく聞く。

それも犬によるようで、ウチのコロは雷の音をほとんど気にもとめない。雷が近くで鳴っていようが平気で寝ていてピクリとも動かないことがある。

コイツは音に鈍いのかと思っていると、ある種の音には過剰に反応することに気がついた。

コロが嫌いな音は、スケートボードの音だ。

スケボーをやっているそばに来ると以上に興奮して怒り出す。乗っている人間が動くのが嫌いなのかと思っていたのだが、そうではなくてあの音そのものが嫌いのようだ。同じような反応をキックボードに出会うとする。


よく散歩に行く近くの公園は『スケボー禁止』なのだが、休みの日になると近所の茶髪のアンちゃんたちが集まってよくスケボーをやっている。
ガガガァーという音が聞こえてこうよものなら毛を逆立てて怒っているコロを宥めるのがたいへんだ。

茶髪のアンちゃん達もちょっと話してみると、朴訥な気のいい若者たちのようで、スケボーにさえ乗っていないとコロもしっぽを振って愛想を振り撒いてさえいるのだ。
小さい子も遊んでいる公園なのでその点は彼らも気を使っているようで、スケボーくらい多めに見てやれよ、と僕などは思うのだが、コロだけは近所のこうるさいジジイのようにスケボー少年達を叱りつけている。

「ここはッぁあー、『スケボー禁止』やどォーおおおおおオオー!こぉーらぁーあああー!」

とでも言っているつもりなのだろうか…


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2005年04月16日

まぼろしの小さい犬

著者: フィリパ ピアス, 猪熊 葉子, フィリパ・ピアス
タイトル: まぼろしの小さい犬



ユング心理学の河合隼雄さんの本「子供の本を読む」・・・)でフィリッパ・ビアスを知った。
「トムは真夜中の庭で」(岩波ジュニア文庫)などを読むと子供向けの児童文学としてはもったいないくらいの本だ。

こういう言い方もおかしい。余談だが、(というとこのHPがすべて余談だ、というツッコミはしないでくださいね。)僕は子供向けにかかれたとされる本が嫌いだ。
子供の頃、児童書を読むのが嫌いだった。いかにも子供向けに取って付けたようなハッピーエンドに書かれた本を読んで、ふざけるな!なめんなよッ!といつも思っていた。子供には教育的な?配慮をしてこのくらいのものを読ませておけばいいんだというような大人の(作家の、出版社サイドの)傲慢さが透けて見えるようで、そんな本を読むのが嫌いだった。
僕を子供時代に読書嫌いにしたのは(自慢じゃないが高校にはいるまで僕はマトモニ読んだ本はほとんどない、宿題の読書感想文などは読みもしないのにあとがきを脚色して嘘八百を並べ立てていた。)こういう似非児童文学だ。

だけど大人になって気がついたのは児童文学でも玉石混交なのですね。いい本はいい。大人が読んでも面白い児童文学が数多くある。(ひどい本もそれ以上に多いという話はとりあえず置いといて…)
だいたい大人が読んで面白くない本を子供が読んで面白いはずがない、と僕は思う。

優れた児童文学は子供よりも大人が読むのにふさわしい。このフィリッパ・ビアスの「まぼろしの小さい犬」もその一つだ。

上記の河合隼雄さんの本で知った時、本屋を探したけれどこの本は見つからなかった。復刊もされていないし古本屋でもなかなか見つからない。しょうがないから杉並の図書館で借りて読んだ。

犬を飼いたくてしょうがない少年が、心の中でまぼろしの犬を飼うことを空想する。空想の犬はやがて現実の犬以上に少年にとってかけがえのないものとなっていく……
僕も子供の頃犬を飼っている同級生がうらやましくてしょうがなかった。あの頃僕も心の中で空想の犬と遊んでいたのだ。
自分の子供の頃の記憶がまざまざと思いおこされて、心の奥の琴線が打ち震える、そんな一冊だ。

(今ではこの本は岩波から復刻されています)

  
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2005年04月13日

犬もゆったり育てよう―「ぼんやり犬」養成講座

著者: 藤門 弘
タイトル: 犬もゆったり育てよう―「ぼんやり犬」養成講座


著者の藤門さんは北海道の余市でアリスファームを経営している人、アリスファーム関係の本は何冊か読んだことがある。(北の大地で暮らす・・・他)
それよりも椎名誠や野田知佑の本でよく出てくるあやしい探検隊の人のほうがわかりやすい。

犬をゆったり飼おうという主張は僕も賛成だ。

いい犬というのが『人間にとって都合のいい犬』という意味なのだということをもう一度考え直してみた方がいい。長い歴史の中で人間は犬を自分の都合のいいように作り変えてきた。世界中に多種多様な狩猟犬や愛玩犬がいるのはそのためだ。中には人工的な改良のため、健康を害している種さえある。筆者によるとぺギニーズやシーズーなどの鼻のつぶれた愛玩犬は中国4千年の悪趣味だそうだが、確かに鼻のつぶれた犬種というのは異様だ。普通の犬の鼻の長さに比べ、その内部構造を無理に縮めた結果、彼らは先天的に呼吸器系統に障害を持つようになってしまった。
(これを思うと僕は中国の悪名高い纏足を連想してしまう)

それでも、犬たちはその長い歴史の中で人間を信頼して暖かいまなざしを人類に向け続けてきた。
人間と共存することで生き残ってきた犬たちの不幸な歴史を考えると、今もって、芸なんかさせるのは人間サイドの不遜な自己満足にすぎないだろう。

犬は傍らにいるだけでこちらを幸せな気分にしてくれるのだから。
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2005年04月06日

デキのいい犬、わるい犬

著者: スタンレー コレン, Stanley Coren, 木村 博江
タイトル: デキのいい犬、わるい犬―あなたの犬の偏差値は?



このタイトルを見てまず思った。なんと嫌なタイトルだろう…

子どもの教育でも悪名高い偏差値なぞを持ち出して、犬の能力、それも人間に都合のいい能力を推し量って、犬を差別するなんてトンでもないやつだ。

どんな犬だっていいところがあるし、もし不幸にも悪い犬がいたとしても、その原因の多くは人間によるものだ。

と怒りをあらわにしていたら、内容はそんなんじゃ全然無くて、
原題も「The Intellgence of Dogs」(犬たちの知能)なんですね。

筆者は心理学者なのに、犬好きがこうじて犬の訓練士の資格までとってしまったという犬バカだった
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2005年04月02日

イヌ なんでも交際学

イヌ なんでも交際学
著者: 沼田 陽一
タイトル: イヌ なんでも交際学


愛犬家は目の中に入れても痛くないほど、イヌをかわいがる。
だがそれははたしてイヌにとって喜ばしいことか。
そう考えると、私はイヌの立場になれば、一方的な溺愛はイヌにとって迷惑至極なことになるのではないかと思うのである。

その迷惑の最もたるものが、「うちのイヌは自分を犬と思わず、自分を人間だと思っている」という飼育感覚である。

ここにも「人間はイヌよりも上」という思い上がった考えがある。
上だからこそ「うちのイヌは特別」という地位を与えることになる。我が家のイヌにだけは、特別に人間にしてあげたことになる…(本文より)


なるほど、僕もペットに服を着せたり猫可愛がりする人を見ると、なんかおかしいと常々思っていたけれど、そういうことだったのかぁ。


  
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2005年04月01日

犬と分かちあう人生

犬と分かちあう人生

著者: エリザベス オリバー 三村 美智子 (翻訳)
タイトル:犬と分かちあう人生


内容(「MARC」データベースより)
十代のころの冒険旅行や感動の日本上陸、日本人とペットに関して、大阪郊外での田園生活、動物保護団体「アーク」の設立、そして阪神淡路大震災など、動物との様々な思い出やエピソードを、日本在住30年の英国人が綴る。


捨てられる犬の多さに対して「アーク」ですべてめんどうを見ることはできない。もし私たちが断ったら犬や猫はどうなるのだろうと筆者は言う。

「私は時々自分が真っ暗なトンネルの中にいて、そこから抜け出すことはたいへん難しいことではないか、と思ってしまう。でも暗さに文句をいうよりも、一本のローソクに明かりを灯そうと誓った・・・」 

そう、暗さに文句ばかりをいっていてもしょうがないのだね。
そこから何を選択して、どう生きるかが大事なのだ・・・

これは動物愛護の話だけではなくて、すべてのことに言えそうな気がする。


暗いと不平を言うよりも進んで明かりをつけよう!(聖パウロの言葉より)

昔ラジオでよく流れていたこの言葉を思い出した。


   


posted by ころすけポー at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | イヌの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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