2011年07月01日

喜寿 77歳

喜寿 77歳


今年の春、毎年行っている予防接種のため動物病院にコロを連れて行くと、先生が

「12歳かぁー」と感慨深げにつぶやいて診察室の壁に貼ってある「大型犬年齢表」を見せてくれた。

人間に換算すると、77歳だという。古希(70)を過ぎて喜寿(77)である。

相変わらず食欲だけはあるものの、足腰が弱ってきたようで、昔のように長い散歩はもうしていない。そのせいか、足の爪が伸びている。以前はアスファルトの道路を長時間歩くので爪など伸びたことがなかったのだが、爪の切り方を教わっていると、異常に爪が伸びてくるのも老化現象の一つなのだそうだ。

がんばって、米寿(88)や白寿(99)まで健康でいてもらいたいものだ。

この犬と同じ年に産まれた長男は今年で小学校の6年になっている。生意気にも自分のブログなどを始めて、我が家の犬やネコをネタにしている。最近ブログの更新を怠りがちの僕としては歯がゆい内容だが…彼の撮った写真を拝借してみた。



コロ
テーマ:オレのペット  (お前のペットかよっ!)

元気ですw
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最近散歩にいってないんですけど、元気そうです。

(お前が行っていないだけでお父さんは毎日散歩に連れて行っているぞ!)


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にくきゅうw





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2010年06月23日

飼い主の顔をずっと見ている忠犬

飼い主の顔をずっと見ている忠犬



コロの散歩にたまに食パンの耳を持って出かける。
これは子どもたち朝食によく食べている、メイプルシロップをかけたトーストの残りなのだが、これをポケットに忍ばせていると、嗅覚にすぐれたコロにはすぐにわかってしまうようで、なんども僕の顔を見上げて「早くおくれ」という顔をする。


散歩中もちらちらこちらを伺う

一切れちぎってあげようなら、残りも全部くれといわんばかりに喜んで、歩きながらもずーっと僕の顔を見ている。

先日もそんな時に自転車で通り過ぎた数人の小学生の女の子たちから、

かわーいい、すーっと、飼い主さんをみていいるー

なんて利口な犬なんだという、感嘆の声が聞こえた。

飼い主さんの顔を見ているんじゃんくて、パンの耳を待っているだけなのに…

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2010年02月07日

寒いの嫌い

ラブラドール・レトリーバー

もともとは、カナダ東海岸のラブラドル海流が作る凍るように冷たい海の中で、網の牽引や網から脱落したニシン・タラの回収・これに付帯する諸作業に従事していた犬であった。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

寒さに強い犬である。

我が家でのコロは、夜は家の中にいるが朝の散歩の後から夕方まで昼間は屋外の犬小屋にいる。

でもこの冬は様子が違う。朝の散歩の後、ドッグフードを食べ終えると、落ち着かない様子でキャンキャン鳴くようになった。

どうも家の中に入りたい様子なのだ。

玄関を開けてやると、うれしそうに入ってきて丸くなって寝始める。

コロも今年の一月で11歳になった。やはり暖かいところの方が好きらしい。



  
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2009年12月06日

水鳥たちの朝

水鳥たちの朝

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毎日コロを散歩させている公園の池に、今年も冬の渡り鳥がやってきた。
朝もやの中を生命感あふれる水鳥たちを見るのは楽しい。

数年前、子どもを連れて散歩をしていたとき、カモの種類をたずねられて答えられなかったことがある。

「アレはカモだな。こっちもカモの一種だ」

とその時は適当に答えてごまかしていたのだが、ひどく恥ずかしい思いがした。
その後、インターネットや野鳥の図鑑で調べていくうちに面白くなり、今では犬の散歩に行く時には必ずポケットに小さな双眼鏡を忍ばせて、野鳥を観察するようになった。

近くの公園の池のスター鳥、サカツラガン

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野生のものはかなり珍しいらしいがここで飼っているのは毎年繁殖している。

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並んで泳ぐ姿は日本海海戦に向かうバルチック艦隊のようだ。


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毎年冬になるとやってくる キンクロハジロ 頭の後ろに昔の羽生名人のように寝癖がついている(本当は冠羽という)

コイツはハクセキレイ

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他にも、冬になると、ジョウビタキがたまに姿を見せる。でもなんと言ってもこの池で僕が一番すきなのがこの鳥
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カワセミである。毎年、冬になると必ず1羽だけどこからかやってきてここで過ごしているのだ。

僕はコイツに『かわせみ太郎』という名前をつけた。この鳥はバードウォッチングの世界でも人気が高いらしく、検索するとみんな性能のいいカメラを駆使してきれいな写真をBLOGにアップしている。高級カメラは持っていないからうちのビデオカメラで至近距離から撮影してみた。




僕がこうやって鳥を見ている間も、従順なコロは不平ひとつ言うでもなく(多分本心では早く帰ってドッグフードを食べたいと思っているに違いないが)気長に僕に付き合ってくれる。

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2009年04月10日

往く春に思う

往く春に思う


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往く春にもの思いにふけるコロ

さくら、さくら、なぜ舞い誇る…

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世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

と平安時代の在原業平は歌い、芭蕉は、、


行く春や鳥啼き魚の目に涙 

と、自分の足の裏に出来た魚の目の痛みに耐えながらも、往く春を惜しんでいた。

彼らと同じようにコロも春に、もの思いにふけっているかのようだ。


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でも、たぶん「早く帰って晩メシが食いたい」と思っている。






    

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2009年01月19日

初日の出

元旦の朝、TVの初日の出中継を見ていると、玄関でコロが鳴きはじめた。
散歩の催促である。僕が起き出した時から目で訴えていたのだが、せめてもう少し明るくなってから行こう、と宥めていたのだ。外が明るくなってきた様子に、「だいぶ明るくなってきたし、もうそろそろ、いいんじゃないか」とコロはそう主張しているらしい。
でも、それはそう切羽詰ったものでもないということも、コロとの長い付き合いから鳴き方で解かる。

しょうがないな。と思いながら、僕は防寒着を着込んだ。

犬の散歩に大晦日も元旦もない。

それからいつものコースを回って、いつもの公園の中でコロがウンチをした。

それをビニール袋で拾う。コロのウンチの暖かさがビニール袋ごしにかじかんだ手のひらに伝わってきた。

その時、ふと顔を上げると、朝日が目に飛び込んできた、

嗚呼、これは初日の出ではないか、今年初めて目にする太陽である。

今、日本の各地でたくさんの人が拝んだりTV中継されているであろう初日の出を、僕は犬のウンチをつかんだぬくもりとともに迎えている。

ここで、一句


初日の出
犬のウンチの
温みかな



寸評 そのままやんけッ!




   
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2006年09月15日

第43話 散歩の途中で

散歩の途中で



コロの散歩途中で他の犬に出会うことがよくある。

それまでおとなしく僕の左隣をヒタヒタと歩いていたコロの背中がふわっと逆立つ様子を見て、僕は「やれやれ、またか」と思う。

朝夕の散歩はどこの犬も同じように散歩をしている時間帯なのでどうしても多くの犬とすれ違うことになるのだ。
ほとんどの犬とはトラブルもなく軽く臭いをかぎあう友好的な挨拶をして分かれるのだが、どいうわけか特定の犬(数頭)に対しては異常に敵愾心を燃やしているようで、そんな犬とすれ違う時にはたいへんだ。
はるか彼方にその犬の存在を確認した時から、コロは早くも背中の毛を逆立てて戦闘準備に入っている。
そんな時には、たいがい向こうの犬も同じようにやる気満々の素振りで「やったるわいっ!」と全身で主張しているのだ。


相手の飼い主もリードを短く握りなおして身構えながら通り過ぎる準備をしている。

そんな時、僕はいつも坂本竜馬のことを思い出すのだ。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にこんな話がある。

竜馬は京(京都)のせまい街路で新選組と出くわした。
竜馬は、新選組巡察隊の先鋒と、あと5・6間とまできて、ひょいと首を左へねじむけた。
そこに、子猫がいる。まだ生後三月ぐらいらしい。
軒下の日だまりに背をまるめて、ねむっているのである。
竜馬は、隊の前をゆうゆうと横切ってその子猫を抱きあげたのである。
一瞬、新選組の面々に怒気が走ったが、当の大男の浪人は、顔の前まで子猫をだきあげ、「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」とねずみ鳴きして猫をからかいながら、なんと隊の中央を横切りはじめた。
みな、気を呑まれた。ぼう然としているまに、
竜馬は子猫を頬ずりしながら、悠々と通りぬけてしまった。

竜馬は言う。

「ああいう場合によくないのは、気と気でぶつかることだ。闘(や)る・闘(や)る、と双方同じ気を発すれば気がついたときには斬りあっているさ」

「では、逃げればどうなんです」

「同じことだ、闘る・逃げる、と積極、消極の差こそあれ、おなじ気だ。この場合はむこうがむしょうやたらと追ってくる。人間の動き、働き、の八割までは、そういう気の発作だよ。ああいう場合は、相手のそういう気を抜くしかない」

コロは北辰一刀流を千葉道場で学んでいるわけではないので、近くにいる子猫を抱き上げて相手の気を抜くようなことはできない。もっとも本当に近くに猫がいたら、そっちの方で興奮して始末に終えないだろうが…

結局、相手の犬と「やるっ、やってやるっ」という気と気を力一杯ぶつけながら通り過ぎることになるのだけど、両方ともリードで抑えられているので実際に斬り合うまでには至らない。


すれ違った犬がじゅうぶんに遠くに行ったのを確認して、やっと短く持ったリードを握りしめている力を緩めた。コロもおとなしいいつものヒタヒタ歩きになって僕の横で何事もなかったようにふるまっている


上記の司馬遼太郎の小説では、竜馬が通り過ぎた後、新撰組の土方が言う。

「大胆な男だな」

「まあ、そうでしょう」
と、沖田総司がうなずいた。

「しかしそれだけではない。われわれの気を一瞬にとかして行ってしまった。(中略)
みな、子供にでも寄りつかれそうに、なごやかな顔になってしまっている」


コロにも、相手の犬の殺気を融かして、なごやかな顔にさせるぐらいの器量をもってもらいたいものだ。


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2006年09月08日

第42話 コロのお留守番

コロのお留守番


先日親戚の結婚式があり、コロが一人で(一匹で)留守番することになった。

短時間の買い物は別にして、我が家の全員が外出することはほとんどないので、コロが一人に(一匹だけど)なるような状況はまずない。
留守番といっても横浜の結婚式に行ってその日のうちに帰ってくる間だけなので、午前10時から夜の9時ごろまでだけなのだが、そんな半日だけでもコロだけにしておくのはほとんど始めての状況なので僕たちは心配してしまった。

さらに夏場ということもあって、昼間庭にいるコロは日差しを避けて午前午後とその居場所を代えているのだけど、誰もいないとなるとそれも出来ない。
そちらの方はエアコンをつけっ放しにした玄関にいれておくしかなさそうだ。

一番気になるのはトイレのことだった。通常ならば朝の散歩を済ませた後、出発前の10時近くにもう一度オシッコだけすませれば、たぶん大丈夫だろう。夜9時に帰宅してすぐに散歩に連れ出せばそんなに辛い思いをさせなくても済むと僕たちは考えていた。

だがそれはコロの状態が通常ならばという条件つきだ。以前書いたように下痢気味だったりしたら、悲しそうに排便を催促して鳴き続けるに違いない。

前日まで通常の健康的なウンチをしていたので僕はそんなに心配はしていなかった。
慌てたのは当日の朝のことだ。いつもの6時前に時間なのにコロが「くぅん、くぅん」と変な鳴き方をしていた。
おお、僕の心のバイリンガルによると、これはお腹を壊した時の、ウンチをがまんできないようー早くさんぽにつれってってくれー『鳴き』なのだ。
あわてて散歩に連れて行くと案の定コロは何回も下痢気味のウンチをした。

結婚式当日なので、どうしようと思った。運転手の僕がいないと家族全員が移動手段が電車になってしまう。行きつけの動物病院に預かってもらうか、と考えたがとりあえず、出発まで様子を見ることにした。
以前罹ったようなウィルス性の下痢だとほぼ1時間おきに催して鳴き出すはずだ。幸い10時もう一度散歩に連れ出しても、オシッコはするものの下痢の気配はなくてほっとして、僕たちは出発した。

帰りの車の中でも、コロは大丈夫だろうかと逸る気持ち抑えつつ運転していた。幸い高速が空いていたので8時過ぎには家につくことが出来た。

急いで帰ったにもかかわらず、コロは何事もなかったように玄関の中でおとなしく寝ていた。
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2006年06月26日

第41話 チワワな人

チワワな人



そのオジサンを見かけたのは数ヶ月前のことだ。コロの散歩の途中で同じように犬連れの男の人がいた。変った散歩の仕方で犬に引きずられるようにして歩いている。
我が家のコロのように大型の犬なら少し引きずられるように歩いていても仕方がない(躾としてはそうさせてはいけない)と思うのだが、そのオジサンの連れているのは小さなチワワなのだ。

このチワワがまたしつけがまったく出来ていないようで散歩の最中に勝手に向きを変えて走り出したり、いつまでも繁みの中の臭いをかいだりして我が物顔に振舞っている。その身勝手な犬の行動にあわせるようにリードを持ったおじさんが必死にチワワを追いかけて走っている様子は、初めて見たときにはとても不思議な気がした。

「ハチ、ハチ…」おそらく犬の名前なのだろうが、そう連呼しながらも叱るでもなく小走りに走り去る年配のオジサンは見ているだけでもかなり面白かった。

ハチという名前のチワワは忠犬ハチ公とは似ても似つかないくらいのがらっぱちの性格のようだし、犬の方ではなくて連れている飼い主の方が家来になっている様子は、「忠義を尽くされている犬」という意味で忠犬なのかもしれない。

犬と飼い主というようりも王様と召使と言った方がそのイメージに合う。

僕のなかでこのおじさんを『チワワな人』と呼ぶことに決めた。


チワワな飼い主とは散歩の時間帯がほぼ同じようで、それからも何度か見かけた。あいかわらずチワワに引きずられるようにして小走りに走っている。

なぜこのおじさんは自分で立ち止まらないのだろう。痩せていて線の細そうな男性とはいえ人間の体重ならば、いくら怪力のチワワでも引き摺りまわせるとはとうてい思えない。この男性が立ち止まりさえすれば、チワワはリードで繋がれているのだからそれ以上の距離は自分勝手に走り回れないだろうに・・・

と考えてふと気がついた。おそらくこの気の弱そうな飼い主にとって、リードで引っ張って可愛いチワワの首を絞めるようなことができないのだろう。チワワの首輪を引っ張って苦しめてしまうことなど想像もできず、行きたい方に走っていってリードがピンと張らないように心がけているのにちがいない。

なんという忠臣…

一瞬、志村けん演じるバカ殿様を追いかける年老いた家老のコントを想像してしまった。

犬の飼い方の知識をひけらかして、躾がなってないとか主従関係が逆になっているというのは簡単だけど、この気の弱そうな『チワワな人』とハチの関係はそれはそれでいいのかなと思わないでもない。


「ハチ、ハチ…」

今日もチワワな人はバカ殿犬を追いかけて小走りに走り去っていった。



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2006年05月17日

犬とあそぶ

犬とあそぶ

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ガクは外で遊ぶのが大好きだ。

家の中でばかり遊んでいると飽きてしまうらしく、「いくかぁー」と僕の手を取って外に出ようと誘う。

天気のいい日に庭でガクと犬のコロを放し飼いで遊ばせていると、ふたりは勝手に遊んでいることが多い。自分に与えられたボールを齧ることに夢中になっているコロから少しはなれた場所で、ガクはピクニックテーブルの上に外用の車のオモチャを並べていた。

リードで繋がれていない大きな犬を意識してチラッチラッと様子を伺っている。

しばらくするとボールに飽きたコロがガクの(砂場で遊ぶような)オモチャを咥えていこうとした。モノを噛み砕き破壊することにこの上ない喜びを感じているコロはいつもガクのオモチャをねらっているのだ。

ケイタがガクくらいの時には、彼の怖いもの知らずの性格故か、フセをしているコロの背中にまたがったりして遊んでいたものだ。でもガクは自分より数倍大きな犬がまだ怖いらしく、遠回りにおもちゃを取りにいったり、犬を避けているところがある。

そんなことを気にしないコロがガクの顔を舐めようと近寄ってくるとあわてて僕の方に逃げてきた。


「こわい、こわい…」

「ガクチャン、怖くないよ よしよししてあげな。ヨシヨシ」


ヨシヨシというのは軽く背中やわき腹をさすることだと理解し始めたガクは、コロに近づいていって背中を叩く。
でも、2歳児はまだ加減というものをしらないので、その叩く様子が犬をなだめているレベルではなく、バシバシと叩いていた。
それはヨシヨシではないだろうと思うのだが、気のいい我が家の愛犬はこの坊主の仕打ちにも怒ったりはしない。
さらにガクは犬のしっぽの様子が気になるらしく、興奮して振り回している犬のしっぽをつかもうとさえするのだ。


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さすがにしっぽを捕まれたら普通の犬だったら嫌がるか怒るのでまずいと、はらはらしてしまうのだが、不思議と犬のコロは幼い子どもには逆らったりしない。しょうがないなとでも言うように好きにさせているころを見るとさすが大人だと感心してしまった。


多くの人が誤解しているのだが、犬は頭を撫でられるのを嫌う。いきなり視界の外から手が出てくるので彼らはびっくりしてしまうらしい。僕は小学校の頃にこれで近所の犬にかまれらことがある。他にもしっぽをつかまないとか、食事中に手を出さない(エサをとられると思った犬が逆上する)とか犬への接し方のタブーがいくつかある。うちのコロは小さいころから、食事の時にわざと手を出したり、しっぽをさわったり頭をぐりぐりして遊んでいたので、こういうことで怒ったりはしないのだが、幼い新参者のガク(おそらく犬の考える我が家の順位では最下位)に対しても寛容にふるまえるのか僕は少し不安だった。お互いを慣れさせるためにも僕の目が届くところで一緒に遊ばせるようにしている。

そうやって庭で遊ばせているとガクも少しずつコロに慣れてきた。

ボールを追いかけて咥える行為がガクの笑いのツボにはまってしまったようで、僕がボールを投げてコロがそれを咥えるたびに「がははああー」とガクが笑う。

コロの方は数回でこの遊びに飽きてしまうのだが、ガクの方は何回やっても同じように笑っている。

そういえば数年前、兄のケイタがガクぐらいの時にコロのマネをよくしていた。ゲージの中に入ってマテオスワリをしたり、犬用のオモチャのダンベルを咥えてコロを追いかけていたこともあった。

もうしばらくすると、休日の散歩は何かと忙しい小学生に代わって、ガクを連れて出かけるようになるのだろう。

ただ、犬と違ってガクはまだ「マテ」すら満足に出来ないので、それは当分先のことのようだ。

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ボス犬のノミとりをするサル
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2006年04月22日

第40話 幼児と遊ぶ

幼児と遊ぶ


我が家には二人の男の子がいる。兄のケイタ(小1)の方はボクとコロの散歩にも行くしエサやりのお手伝いもしてくれるので、コロの扱いも手馴れたものなのだが、弟のガク(2歳半)の方はまだ大きな犬が怖いらしい。
何とかガクの方にもコロになれさせるように庭で一緒に遊ばせていると、コロ自身は小さい子供と一緒にいるのは慣れたものでおとなしくしている。

ボールを放るとコロが喜んで取って来るのが、どういうわけか2歳児の笑いのツボにはまったらしく、コロがボールを追いかけて咥えるたびに「ぎゃがぁはっはっはっはっー」と豪快に笑っていた。





力関係で犬に負ける


勝手に遊んでいるふたり

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ああ…ボクのおもちゃが…

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ガジガジガジ(破壊してやるッ)…


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ガク12キロ、犬のコロ35キロ…

自分の体重の2倍以上ある犬に、何も言い返せずに遠くをみつめるガク・・・




  
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2006年03月31日

第39話 ブログを読む犬

ブログを読む犬

散歩の意味するもの



犬は散歩が欠かせない。散歩は彼らの縄張り確認のための重要な日課だから、どんなに広いお屋敷に住んで広い庭に犬を放し飼いにしていたとしても、毎日の朝晩の散歩がなくては彼らはストレスがたまってしまうという。

街路樹の根元や草むらで必死になって匂いをかいでいるコロを見るたびに、彼は今情報を集めているのだなと思う。犬の嗅覚は人間には想像も出来ないくらいの優れものらしい。近所の犬の残した臭いにその犬の性別、体調、気分や夕べの晩御飯のおかず、最近気になっている雌犬のゴシップ記事というような情報をかぎ分けているようなのだ。

臭いを嗅がせないしつけというのを犬雑誌で見かけたことがある。幼犬のときから、そういう楽しみを教えないしつけ毎日することで、臭いをがぎ回ることをしない犬になるそうだ。
そういう人間にとって都合がいいだけの犬のしつけに僕は疑問を感じる。
(これはペットとして飼っている犬のことで介護犬や盲導犬のような仕事をしている犬の場合はまた別の話になるけど)

犬にとって他の犬の臭いをかいで回ることは、僕たちが新聞やTVを見たりするのを同じだ。僕たちが新聞もTVもインターネットも無しの生活に耐えられないように、犬達も情報を得ることに快感を感じているに違いない。

そう、犬が臭いをかいでいるのは毎日更新されているご近所のブログを読むようなものなのだ。


もちろん程度問題なのだけれど、少しぐらいは彼らにも彼等の楽しみがあってもいいではないかと思う。


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2006年01月04日

第38話 帰ってきたハカイダー コロ


帰ってきたハカイダー コロ


「許さんッ!」というメールがカミサンから届いた。

何事か思ったが、なんでもカミサンの赤いサンダルをコロが齧ってボロボロにしてしまったということだった。
こういう破壊行為はなにも今回が初めてではない。でも、そのサンダルは今日買ってきたばかりのもので、買ってきてまだ履いてもいないうちに壊されてことがショックだったらしい。

普段コロは玄関で寝ているのだけど、家族の履物にいたずらするようなことはない。叱られると分かっているから誰かの匂いのついた靴を噛んで壊したりしないのだが、そのサンダルにはまだカミサンの匂いがついていなかったのだろう。新しいおもちゃとでも思ったのか、前足で引っ張り出して噛みついて遊んでいた。

気がついたときにはもう片方のサンダルがボロボロになっていたという。被害にあっていない片方が新品だけに、カミサンのくやしさは倍増だった。
「許せない、泣きたいよう…」という泣きのメールが入っていたけれど、その日は一日中ケイタが気にして、
「おかあさん、まだ、コロのこと怒ってる?」と何度も言っていたらしい。
ケイタはこういう優しいところがあって、怒られているコロがかわいそうになったのだろう。

母親に添い寝をしてもらって寝る時にも、

「おかあさん、まだ、コロのこと怒ってる?」と聞いて、

「もう、怒ってないよ」という返答に自分が納得するまで気にし続けていた。


自分のオモチャを壊された時など、「もう、コロなんか嫌いだ。バカッ!」と怒りをぶちまけることもあるけれど、このときは優しい仲介者のような態度だった。さすがに自分のことじゃないから冷静のようだ。

仕事から帰った時に、その話を聞いて、僕からもコロを叱っておいたからとカミサンを慰めた。

叱るといっても、帰宅した時に、

「コロ、サンダル壊したんだってぇー、ダメじゃないかぁー、ヨシヨシッ…」

と首筋を軽く撫でてやっただけだけど…



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2005年12月08日

第37話 自転車を引き倒された

自転車を引き倒された



コロを連れて散歩をしていた時のことだ。草むらに行きたがるコロをなだめながら自転車をこいでいると急に彼が立ち止まって動かなくなった。近くの繁みに魅力的な匂いをかぎつけたらしい。強引にリードを引っ張るコロに引きずられるように僕は自転車ごと引き倒されてしまった。

コロに自転車から引き倒されたのは久しぶりだ。

と落ち着いて考えられるようになったのはしばらくしてからのことで、この時は虫の居所も悪かったのもあいまって僕はコロを怒鳴りつけてしまった。

怒りのままに怒鳴りつける主人に圧倒されたのか、コロは萎縮して小さくなっている。
それからは僕のリード裁きに敏感に反応するようになった。過剰に僕の顔を伺っているようだった。

僕は怒鳴ってしまったことに自己嫌悪になっていた。コロの間の気まずい雰囲気も嫌な感じだ。

確かに散歩途中で強引に自転車を引き倒すほど引っ張るのは、ルール違反だけど注意不足だった僕のほうも悪い。普段だったらそんな事態になる前にコロの行動を制御して事なきを得ていたはずなのだ。

一方的に怒鳴ってしまったことにも、人間にとって都合のいい犬だけをいい犬と決め付けて、自分に都合の悪い犬を悪い犬と決めつけている自己欺瞞の飼い主のようで嫌だった。
犬にだって犬の都合があるのだ。人間の都合だけでいい犬悪い犬が決まるわけではない。

気まずい沈黙の中で散歩を続けるのも嫌だったので、公園のベンチに腰掛けて一休みすることにした。

僕はこういう時にどうしたらいいのか知っている。自分の気持ちを宥めるためにもコロと仲直りをする簡単な方法があるのだ。

それは犬がいつもやっている必ず出来る簡単な命令出して、それに従った犬を褒めることだ。

「座れ」と声をかけてそれに応えるコロをことさら大袈裟に褒めた。首筋を何度も撫でながら大きな声で「よーし、よーし」と声をかけているとコロもうれしそうに尻尾をふってくれた。
先ほど怒鳴りつけた飼い主にも、そんなことは少しも気にかけた様子もなく精一杯の信頼した目で応えてくれる犬を見ていると、気まずい気持ちを引きずっていた自分が恥ずかしくなってきてしまう。

僕にとっては今目の前にいるこの犬ほど「いい犬」はいない。




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2005年11月07日

第36話 近所のやすらぎの場所

近所のやすらぎの場所


近所に猫や犬の溜まり場と僕が呼んでいる一角がある。

その家の玄関先にはいつも34匹の猫がのんびりと寝そべっているのだ。玄関脇にある犬小屋につながれている小型犬も猫達と仲良しらしく一緒にゴロゴロしている光景をよく見かける。
狭い路地をはさんだ向かい側の家にも人懐っこい大きな犬がいて、いつも日向ぼっこをしながらまぶしそうに寝ている。性格のよさそうな犬でうろちょろしている猫達に吠えることもなく仲良くやっている様子はいい感じだ。

猫や犬達が平和にくつろいでいる姿を観るのは楽しい。そこを通るたびに僕は穏やかな気持ちになった。

でも、その静寂を毎日破る無法者がいる。

他ならない僕が連れたコロなのだけど、こいつは猫を見かけると一瞬のうちに背中のタテガミをそびえかせて戦闘体勢完了、攻撃準備OK!になってしまうのだ。
猫や犬がくつろいでいるところにさしかかる度に、暴れ出しそうなコロをリードで押さえつけるのに一苦労している、何度もコロを叱っているのだけど、散歩のたびにここを通るのだからそろそろ学習をしてもいいころなのだ。でも彼の辞書には『学習』という文字はないようで、一向に改めようとはしない。
猫達がいないときも、そこに繋がれている大人しそうな犬にも突っかかっていこうとするから困り者だ。

こうなることは分かっているのだから、ここを通らなくてもいいものだが、いつかはコロも猫や他の犬に慣れて「知らん顔をして通り過ぎることが出来るのではないか」と思っているので訓練のつもりで散歩のたびにそこを通るようにしているのだ。

でも、コロにはコロの言い分があるのかもしれない。

そこにさしかかる前に必ずコロは『チラッ』っと僕の顔をうかがう。
自分が暴れるのはわかっているのに、わざわざ猫のいる道を通る主人のことを
『なんて学習能力のないヤツだ…』
とコロはコロで思っているようなのだ。







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2005年09月26日

第35話 真夜中の散歩

草木も眠る丑三つ時…

階下で寝ているコロが騒いでいた。クン、クゥン…と甲高い小声で鳴いて僕を呼んでいる。人や犬が近づいてきた時のけたたましさとは鳴き方が違うので、何を要求しているのかすぐに解った。

きっとお腹を壊して、ウンチがしたいのだろう。

と僕は思った半年に一回ぐらいで下痢になって夜中におこされることがあるのだ。
(第22話 コロ 夜に鳴く)

時計を見ると午前2時を少しまわっていた。まあしょうがない、寝ていたのだけど支度をしていつもより多めにティッシュをもって散歩に出かける。

我慢していたらしくコロは早足で歩き出した。いつもこういう時はすぐに排便を始めるのだがこのときは少し違っていた。なかなかウンチをしようとしないのだ。

オシッコは何度もするのだが、肝心の『大』の方をする気配がない。いつまでたっても、お尻を両足の間に巻き込むようなウンチングポーズをとろうとしない。

ウンチではなくて、ただ散歩がしたかっただけなのか?

そう思うと、真夜中の2時過ぎに懐中電灯をもって犬を散歩させていることがひどく滑稽な気がした。人通りも車の通りもほとんどない道を犬に引っ張られている姿は、とても怪しい人のようだ。

警察に職質されたらどうしよう…と考えていると、やっとコロがウンチを始めた。でも、そのウンチは下痢便のそれではなく、量は多いものの普通のウンチなのだ。

そうか、お前はだたウンチがしたかっただけなのか…

そう言うと、コロいかにも情けなさそうな顔で僕を見上げた。

結局いつもの散歩コースを一周して帰ってきたのだけど、その帰り道にコロは何度も僕の顔を見上げて、すまなそうな顔をするのだ。
僕が怒っているのを申し訳ないと思っているらしい。下から見上げる瞳が「すいません、すいません…」といっていた。

情けなさそうなコロの顔を見ていると怒る気にもなれず、

「いいよ、いいよ、生理的なことなんだからしょうがないさ」

僕は何度もコロにそう声をかけた。



   




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2005年08月01日

第34話 コロちゃん、はぁ、はぁ、はぁ


このタイトルだと2ちゃんねるの書き込みみたいだが、暑さにからきし弱いコロは本格的な夏シーズンを迎えて、毎日「はぁはぁはぁはぁ…」と辛そうにしている。

コイツは冬の寒さにはめっぽう強いくせに、夏の暑さだけは本当にダメで、毎年食欲が無くなったり体調を壊したりしてしまうのだ。

食欲が無くなってくると、励ましながら手のひらから食べさせたり、いつもの固形フードに缶詰を加えてみたり、何とかだましだまし食べさせている。

そんなにげんなりしているのに、秋になって少し涼しくなると今度は、来るべき冬に備えるつもりか、それこそ食欲の権化のように食べ出すから不思議なものだ。

いまのところ、食欲はまだ大丈夫なようだが、今年の夏も暑い日々が続く。

夜は家の中に入れているけれど、日中は外にいるコロは少しでも涼しい居場所を求めて、時間ごとに日陰の場所に移動している。朝はココ、昼はアソコ、夕方は…太陽の移動につれて涼しい場所が変わるので、それにともなってコロが休んでいる場所も変わるのだ。

それでもどうしようもなく暑くなると、最後には冷房を入れた家の中で休ませるようにしている。

最初から家の中に入れればいいのだが、それではコロの日中の楽しみがなくなってしまう。外にいるからこそ、いろいろな人が通ることを眺めて楽しむことができる。散歩途中のヨソの犬にちょっかいを出したり、隣の家の猫に吠えかかったりするのも彼の大いなる楽しみのようなのだ。実際にコロは朝早くでも外に出たがって僕を呼ぶのだ。

朝夕の散歩以外にも、外にいたい気持ちはよくわかる。小さい子どもがお外で遊びたいように、コロも家の中よりも庭の方が楽しいと思っているにちがいない。

でも、夏はこれからが本番だ。
なんとか食欲だけは維持して乗り切ってもらいたいものだ。

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2005年06月03日

第33話 コロ、Good Job !

いつものように休日の夕方、コロをつれて公園に散歩に出かけた。近くにある大きな池のある公園だ。
大きな池の周りが遊歩道になっていてその周りを一回りしてくるのがコロのいつもの散歩コースになっている。この池のカモや鯉にコロが敵意を持っているということは前回書いた。

遊歩道にはところどころにベンチが置いてあって、いつもは近所の老人達が暇そうに集っているのだか、その日、みなれない若いカップルが座っていた。

若い男女が人目をはばからず、いちゃついている。会話のはしばしから推測すると、いかにも頭の悪そうなバカカップルらしい。電車の中などではよく見かけるけれど、こんな老人と子どもの遊び場になっているような公園ではあまり見かけたことがなかった。

恋愛中は瞳に霞がかかって相手が実物以上によく見えてしまうものだ。かのスタンダールもその恋愛論で「どんなヘチャムクレの若い女でも、恋する男の瞳には絶世の美女のように見えている」と言っている。この男も隣に座っているブタとマントヒヒを足して山田花子で割ったようなご面相を、上戸綾やシャラポワのように思っているのだろう。


こんなバカカップルを見かけても、心ある大人は「ああ、サルどうしが発情しているのだな」と思うくらいで、見てみない振りをするものだ。
コロを連れた僕も見ない振りをしてそのベンチの前を通り過ぎようとした。

断っておくが、僕もコロもこのカップルの邪魔をしようとは少しも思っていなかった。


二人の前を通りすぎようとすると、コロに気がついた女の方が男に話している声が聞こえた。

「かーわいいぃー、大きな犬って、いいよねぇー…あれは、ゴールデンレトリバーだよね、あたしも飼ってみたいなぁー・・・かわいいー」


鼻につく『かわぁーいいぃー』というアクセントに、違う!ラブラドールだ、と思いつつも僕は聞こえない振りをして、そのイチャついたカップルの前を通りすぎようとした。

その時だ。僕の左側をおとなしく歩いていたコロがお尻をもぞもぞと持ち上げて踏ん張り始めた。間が悪いというか、よりによって2人のいるベンチの真正面で、ウンチをはじめてしまった。

はしゃいでいた男女の会話が止まった。横目でも気まずい雰囲気の沈黙がわかる。

道幅があるから3、4mは離れてるとはいえ、狙ったかのようにベンチの真正面だった。その日のコロは調子がよかったのかいつもより大量にいいウンチがでた。

生き物を飼うということは、かわいいだけじゃなくてこういうことだよなぁーと思いながら、僕はコロのウンチをビニール袋で拾った。その間も、こみ上げてくる笑いをかみ殺すのが大変だった。

何も気がつかず、ああーさっぱりしたという顔のコロを促して、僕は歩き始めた。しばらく行った後に振り返ると、ベンチに座っていたカップルが去っていくのが見えた。


コロが意図したことではないけれど、あまりにタイミングの悪い(良い)出来事だった。
狙ってもこれほどうまくいくとは思えない。

頭をなでながら、僕は声をかけた。

「コロ Good Job !」

何もわかっていないコロはいつものようにシッポをふってニコニコした顔で僕を見上げていた。
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2005年05月30日

第32話 親水公園で

コロの散歩に近所の親水公園によく行く。

大きな池のある公園だ。
大きな鯉が何匹も群れていて、その鯉に餌をやる人が多い。
家からほんの数分なので、よくパンの耳を持って子どもたちを連れて行く。

冬の間は渡り鳥のカモがたくさんいて、餌をやりに来る人も多かった。カモにパンの耳をちぎって放り投げると争うように飛びついてくるのだ。

「おとうさん、あの鳥はなんていうの?」
子どもにそう聞かれても僕は答えられなかった。

「あれは、カモ…だな」
「じゃあ、あれは?」
「うーん、あれも、カモ…の一種だな…」

恥ずかしかったので家に帰ってからネットや図鑑で調べた。
おかげで、今ではたいがいの種類のカモはわかるようになった。キンクロハジロ、オナガガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、コガモ、マガモ、カルガモ、オシドリ…
名前を覚えることで、その生き物に対する興味もわいてくるものだ。身近にいる渡り鳥たちに対する見方も少し変わった。

暖かくなって渡り鳥はほどんどいなくなってしまったけれど、池の真ん中の小島でカルガモが営巣している。

そんな市民に親しまれているカモ達なのだが、どういうわけか、コロだけは、それを快く思っていない。
カモなんか、自分がレトリーブ(回収)する獲物に過ぎないとでも思っているのか、幼稚園に通っているケイタが、パンの耳をちぎってカモにえさを与え始めると、コロが怒りだす。

パンの耳はコロにとっても大好物なのだ。


「カモにやるくらいならー、オレにくれーッ!」

といわんばかりに毎回毎回吠えていた。
池の中のカモと交互にコロにもパンの耳を食べさせないと、うるさくてしょうがない。
大好きなパンの耳をかすめとる悪い奴らと思っているか、コロは泳いでいるカモ達にも敵意をむき出しにしていた。


カモがいなくなって、今度は鯉にパンの耳をあげるようになった。ここの池の鯉はみんなに餌をもらってまるまると太ったものが多い。水面に落ちるやいなや大きな口がそれを吸い込んでいる。
それがパンの耳を池に投げ捨てているように、コロには見えるのだろう。

「池に捨てるくらいならー、オレにくれーッ!」

尻尾をバンバン振りまわして怒っている。

捨てているわけではなくて、鯉に餌をあげているだけなのに…



posted by ころすけポー at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | コロとの日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月03日

第31話 猫ダッシュ


散歩途中で猫と出くわすと、コロは必ず背中を逆立てて怒りをあらわにする。
こんな時、猫に向かって突進していくコロを抑えるのがたいへんだ。

猫を発見したとたん、背中の毛がふわっと逆立つ。僕はこれを見るたびに、風の谷のナウシカが怒りに我を忘れて「くわッ!」となるシーンを思い浮かべてしまう。

オームほど破壊力はないものの「怒りに我を忘れている」コロは次の瞬間、猛烈にリードを引っ張ぱって走り出そうとするのだ。

僕はこれを『猫ダッシュ』と呼んでいる。

猫を見かけると、それが遠くだろうと子猫だろうとお構いなしに、毛を逆立てて飛びついていこうとする。実際に飛びつかせたことはないが、もしリードを離して彼の自由にさせたらどうなるのだろう。

飛びかかったとしても、コロでは猫の鋭い爪にやられて返り討ちになるような気がする。実際、ケンカで猫の鋭い爪に目をやられる犬が多いそうだ。
コロは、以前、自分の体の半分以下の小さな柴犬に一方的に噛み付かれたことがあるので、その勢いほど強そうには見えない。だぶん一撃でやられてしまうかもしれない。

散歩をしている時はたいがい僕のほうが先に猫の存在に気がつくことが多い。まだ猫の姿に気づいていないコロを横目で見ながら、「くるぞ、くるぞ」と身構えていると、やっと猫の姿を観とめたコロが、くわっっと毛を逆立てて『猫ダッシュ』を始める。

こういう時はこちらも準備ができているので、その対応に抜かりはないのだが、困るのは逆の場合だ。コロの方が先に猫を発見すると、いきなりリードを引っ張られることになる。
走り出したがるコロをなだめつつ、「どこ?どこ?」とあたりを見回すのだ

この猫ダッシュで自転車ごとひっくり返ったこともあるけれど、最近では慣れてきたので不意打ちをされても転ぶことはまずなくなった。


猫ダッシュと同じように『カラスダッシュ』というのもある。カラスダッシュの方は相手のカラスが飛び立ってしまうので、コロもかなわない。
アホ面で見上げているコロを残して飛び去ったカラスにあからさまに馬鹿にされている始末だ。。

「アホーぉ、アホォー」

猫にしろカラスにしろコロとは違う種族なのだから相手にならずに和やかな無関心を装って欲しいものだ。



posted by ころすけポー at 13:32| Comment(0) | TrackBack(0) | コロとの日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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